どの都道府県や施設で出産するのかによって違う?
これから出産を迎える人や出産の予定があるという人は、実際に分娩や入院など出産する時にかかる費用がどのくらいなのか知っておく必要があるでしょう。都道府県や施設によって金額に違いがあるのかなども気になるところです。
都道府県での分娩・入院費の違い
出産にかかる地域や施設によって出産にかかる費用は違いがあることが多いです。例えば、都道府県別で正常分娩の際にかかる出産費用の負担額の平均は、東京都が約606,000円、千葉県が約506,000円、茨城県が約515,000円、埼玉県は524,000円となっています。これは病院、診療所、助産院の合計での平均です。関東は高めの傾向にあり、西日本の四国・中国・九州などの地方では40万円台で低めの傾向です。
施設ごとの費用が違いについて
出産を病院で迎えるのか、診療所や助産院なのかによっても費用に違いが出てきます。それぞれの施設の特徴とかかる費用はどのくらいでしょうか。
病院での出産の場合
ベッド数が20床以上の場合、病院と呼ばれます。総合病院や大学病院、産婦人科専門の個人病院などです。入院日数の平均は7日と長めの傾向にあり、例えば地方の公立総合病院などで出産した場合には費用は30万円台という場合もあります。公立という安心感なども人気の高い理由です。
ハイリスク出産の場合では大学病院や総合病院での出産となるでしょうが、都内にある有名私立大学病院や総合病院では、芸能人や著名人が利用するブランド産院などもあります。その場合、1泊3万円~4万円かかる部屋などもあるなど、差額ベッド代も高く出産する費用としては100万円以上かかるケースもみられます。また、無痛分娩に対応している病院の場合は2万円~10万円程が上乗せになります。
診療所での出産の場合
病院より規模が小さく、ベッド数が19床以下のところが診療所と呼ばれます。産婦人科専門の個人病院と区別がつきにくいですが、施設名称に「クリニック」という名称がある場合には診療所であることが多いです。
個人病院もそうですが、診療所などでは出産にあわせて様々なサービスを提供しています。全室個室でエステのサービスが利用できたり、産後にはフランス料理のコースが提供されたり、記念品が贈られたりと充実しています。また、家族も宿泊できるようなところもあります。そのため費用は高いところで80万円を超える場合もあります。
助産院での出産の場合
助産院では組み合わせが様々で、中には自宅訪問に入院分娩や自宅分娩を組み合わせる場合と、自宅訪問と入院分娩を組み合わせるといった対応も可能なところもあります。
をしてくれるところもあり、組み合わせによって料金も違いがありますが、平均入院日数も5日と短めなので比較的他の施設よりは安い傾向です。
まとめ:出産でかかる入院日数や費用、希望を合わせて考える
出産にかかる入院日数や費用、サービスは、関東では都道府県によっての費用にそれほど大きな差はありませんが施設によって様々です。特にかかる費用については、ある程度把握しておくと後から驚くことがないでしょう。自分の希望に合う施設を選ぶようにしましょう。